天国への誘い         

地獄の淵に落とされ、地獄の淵に蠢く大蛇に巻き付かれ


もがき苦しんでいた魂を助けだし、天国の入り口まで引き上げる。

天国の入り口まで引き上げる前のご相談者は、足や腰が痛く、杖なくして普通に歩く事も出来ず、何回も病院に通っていた。

がどこも原因不明と云われ、どうしたものか?

と困り果てご相談にお見えになったのだ。

御年70才過ぎの女性である。

で、調べてみると漆黒の闇で大蛇に巻きつかれもがいていた。

その大蛇を十数分間の短時間で素早く除け、魂を私の中に呼込み一問一答を始めた。

 

「越野タタン、今お前が居るところはどのようなところだ」

「ここ、ここは山の谷間のようなところで真っ暗闇でございます・・・もうこの、体中がジトジトジトジトしております。もうなんか、もうその辺にナニカがウヨウヨウヨウヨおります」

「足元はどうなっているのだ?」

「ああ、足元も真っ暗で分かりませんが、足元もベチャベチャベチャベチャして、もうなんか、ほんとじごくの、地獄の傍のような感じでございます。」

地獄の傍と魂は思っているようだが、そうではなく既に地獄の淵に落とされている。

「そうか、では今はお前の体にはもう何も憑いてはいないのだな」

「さ、さようでございます・・・ああ、あっも、もう・・・ああ、あっど、どうかどうか助けてください」

「分かったでは、今から助けてやる」

「ウウ、ウワァワァ・・・ああ、ありがとうございます。ありがとうございます」

「お前はそこにおるのだな」

そこに、などと云っても人間界に居る私には、そこがどこかは全くわからない、のだ。

「おおお、おります・・・」

と訊いても私には魂が喋ることから、そこを想像するしかないのだ。

「今から上にあげてやるから待っておれ!」

まぁ私が分からなくても私の魂が分かっているればそれでいいのだ。

「あ、ああっ、ありがとうございます。ありがとう・・・」

 やはりご相談者の魂は地獄の淵に落とされていた。

身体の回りでは、ナニカがザワザワと蠢いている、と云うことからも。

それに、大蛇に巻きつかれていた、と云うことからにしても地獄に落とされている、と云うのは容易に想像できた。

大蛇などは地獄の淵以外にはいないからだ。

 

で早速、もがき苦しんでいる魂を上に引き上げる作業に入る。



「ウ、ウウウククククッ・・・」

と何か苦しげな声を出し始めた。

「どうしたのだ」

と訊くと

「ク、クククカカカウウウッ・・・めが、めがまわる////////////」

魂が上昇を始めた。。

「眼が回るのか?」

急激な上昇に三半規管が、、、、、、、。

「めがっ、めが・・・あっ、あらっ、ここ、ここはどこですか?」

天国に入り口に着いたのだ。

「ここはどこですか?と云っても、それは私には分からない。そこには何があるのだ。良く周りを視てみろ」

「わ、わわっ、ここは、な、なんか綺麗な、綺麗なお花が咲いております・・・な、なんか明るくてた、太陽がピカピカピカピカ光っております」

「周りには何が視えるのだ。お前が視えるものを全て云うがいい」

「ま、周りはなんかもう、は、お花が花がいっぱいです。ちょ、ちょうちょが飛んでおります・・・た、太陽が明るく、なんかきもちがいーい、ものすごう気持ちがいーい」

「お前は越野タタンか」

いま、話しているのが間違いなくコシノタタンなのか一応確認する。

「コシノタタンでございます」

「先ほどいたところとどうだ」

「さっき?ああっ、あっこっ、あっこはなにか地獄のようなところでございました。ここは、なんか天と地が入れ替わったような、物凄く明るいところでございます。太陽がさんさんさんさん照っております・・・ああっー、気持ちがいい、ああーっ、気持がいい、お、お花の匂いがクンクンクンクンして、ああーっ、気持がいい、み、見渡す限り、何処見てもお花畑でございます・・・ああーっ、わたし、私ここ、ここに居って・・・私、あの地獄の淵に戻るんでしょうか?」

「いや、もう戻ることはない、そこがこれからお前の新しく棲むところじゃ」

「ああーっ、私ここに棲んでもいいんでしょうか?」

「そうじゃこれからお前はそこに棲むのじゃ」

「ああーっ、ありがとうございますありがとうございます」

「其処にはもう何もヘンなものは居ないか?」

「へ、へんなもの?へんなものなんかおりようがありません。もう空が青々と、青々と透き通って空気が綺麗で、もう暖かくて、あーっ気持がいいー、なんか天国に来たみたいな感じです」

自分のいるところが天国だ、とはまだ分かってはいないようだ。

「天国に逝った様な感じか?」

「あ、あっさようで、あーっ気持がいいー」

「そのほかに何が視えるのだ」

「あ、あと、後なんか、ああっ向こうの方になんか、女の人とか、ああっ男の方が、なんか手を、手をつないで、なんかにこにこしながら歩いております。皆なんか手を繋いで歩いております」

「手を繋いで歩いているのか、他には何が視えるのだ」

「他に、いやっ、他に別にないですけど、物凄く楽しそうなところです。こ、公園?公園ではないんですけど、お花畑、皆がなんか手を繋いで、あっ、皆なんか踊っております。わっ、踊っております」

「踊っているのか」

「は、はい・・・ああっ踊っております。み、皆踊ってなんか楽しそう、たのしそー、ああっ、たのしそー」

「その他・・・目のところに手を当てている人はいないか?」

「目のところですか?」

「そうじゃ目のところに手を当てている人はいないか」

「め、めのとこ?あっ、めと云うよりも、手をなんか、額のところに手を丸めて」

「手を丸めて、どうしているのだ。良くみて見ろ」

「あっこんな感じで、こんなこんな感じで(と私の手を丸くし額に当てる)額のところに手を当てて視ている、皆なんかずーっと、こうして(額に手を当てる)踊りをしていない人は、こうやって上を視ています」

「上を視ているのか、ではお前も同じようにしてみよ」

「ははいっ・・・あっ、あらっここはどこかしら?」

「何か視えるのか」

「み、視えます。あっ、あらっあなた様が視えます(当相談所)あ、あっあらっ」

「そうじゃ、お前は今、人間界を視ているのじゃ」

「私人間界を視ているのですか?」

「そうじゃ、今我の姿を視ているであろうが」

「あっ、ああ視えております・・・わーっ、カッコいい方でございますね〜」

「カッコいい、お前口がうまいな」

「わーっここ、ここはまた空気が綺麗なところでございますね〜」

「そうじゃ、お前がそのように手を丸くして人間界を視れば何でも視えるのじゃ。これからそのようにして人間界を視て、タタンの道案内をしてやるがいい」

「わかりわかり、私こんないいとこ、私初めてでございます。ほ、ほんとうにここに居っても宜しいのでしょうか?」

「おう、これからそこがお前の棲みかじゃ」

「ああっ、ありがとうございます。ありがとう、神様、ああっーあなた様は神様でございます。有難うございます。ありがとうございます・・・」

やはり予想していた通り地獄の淵に落とされていた。  

それにしても地獄の淵には多くの大蛇がいるものだ。

またしても蛇が出てきたとは、だがこの蛇を奇跡的にも一本釣りにする事ができた。  

これまで蛇を離すのに、最長11日も懸かっていたのが、今回、おばあさんに巻き付いていた大蛇は僅か10数分で引き離すことが出来た。

 

更におばあさんの魂も”お花畑”に引き上げる事ができた。

やはり、このお花畑も大変綺麗なところのようだ。

がおばあさんは、まだ此処が天国の入り口だとは気付いてはいない。

が何れ気付くであろう。

しかし、此れまで天国に上げてきた大半の魂はこのお花畑の中が一番多かったように思う。

がここは天国の中でも割と下層の方になるのではないかと思われる。

何しろ上層階の方では金の牛や馬が空を飛んでいると云うのだから。

天国と同様に地獄の淵もかなり多様に区別されていると推測される。

それだけ地獄の入り口も多くあると云う事だろう。

ところで、あなたももし宜しければ天国の入り口に参りませんか、とても素晴らしいところですよ。





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